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​COMMENT

待望の新作、なんて書くのは簡単だけど、心から待望する新作なんて、そうそうあるものではない。
なんと豊潤で堂々とした音楽だろう。まだ四巡しかしてないものの、聴けば聴くほど沁み込んでくるのは、丁寧に丁寧に創られたからだろう。こんな風にして録音してもらえる楽曲も幸せならば、それを幾度でも繰り返して聴ける我々もつくづく幸せです。
蛇足ですが、カーネーションのプロフィールには必ず最初の方に「ナゴムレコードよりデビュー」とあって、目にする度、そのことが嬉しくて仕方のない私なのです。


ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand)




オーマイガー!
カーネーションはまだまだ進化を続けるんだな。とどまることなく常に創造を繰り返して、この世の〝説明のつかぬあやふやなものばかり〟を〝投げ込んだりかきまわしてみたり〟して、最高に痺れる歌声と独創性に富んだ楽曲で僕らを奮い立たせる。


直枝さん、30年前に歌ってた〝ロック・ゾンビ〟って、あなたたちのことですよね?


こがけん (@kogakogaken)

 

'BABY BABY BABY”の構成美!”マーキュロクロムと卵の泡”掴めたとおもったのに手の中から抜けていくようなメロディ!”海の叙景”での「コップの炭酸から/泡が消えてしまった/消えてしまった」という詩のかなしさ!そして最後に置かれた”Blue Black”の立ち姿の儚さよ!興奮のニュー・アルバムです。

スカート 澤部渡 (@skirt_oh_skirt)
 



カーネーションの作品はどれも強い信念、そして孤高の品格を纏っている。ただその門戸は広く、説明やライナーなど無くとも音楽そのものが迎えに来てくれる。私が思うカーネーションの作品の魅力、及び強く影響を受けているところは楽曲の緻密さとバンドとしての野性が録音物に落とし込まれることで爆発的に相乗される点で、丁寧に作り込むことは決して綺麗にまとまることとイコールではないと思い知らされる。私が思う正しき構造美を御託ではなく音楽でオールウェイズ聴かせてくれる。
T4,T5などで聴ける前作にも通ずる煌びやかなサウンドは継承されつつ、T2のSUPER RIDEからも感じられるように今作は往年のサウンドを彷彿とさせるようなどこかクラウディなサウンドが心に沁みる。特に印象深かったのはT11のBLUE BLACK。アルバムのラストになんと粋な曲、、最高です。
是非またご一緒させて下さい!


田中ヤコブ (@CobOji_)

 


詩もメロディも、徹底的に安住を避けながら、音楽として大衆性を失わない全11曲。
門外漢の浪曲師は、”てっぺん宙返りの仰天くるくるボーイ”の意味は考えず、ただただ音に浸りたいと思います。


玉川太福(浪曲師)(@tamagawadaifuku)

※敬称略

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